補助金とファクタリングの併用|入金までのつなぎ資金をどう作るか
補助金が採択されても、入金は数ヶ月後。その間の支払いをどう乗り切るか、実務の順序立てをまとめました。
この記事の目次
補助金の入金までの時間
補助金・助成金は「申請→採択→事業実施→実績報告→確定→入金」という流れで、採択されてから実際に振り込まれるまで数ヶ月から半年以上かかることが珍しくありません。しかも原則として後払い(精算払い)です。
つまり、採択されても「お金が先に入る」わけではなく、事業を実施するための支払を自社で先に立て替える必要があります。ここで資金ショートが起きるケースが非常に多いのです。
つなぎ資金がなぜ必要か
- 機器購入費・外注費・システム利用料は先に支払う必要がある
- 人件費(作業に充てた従業員の給与)も先に発生する
- 補助対象経費の一部は自己負担で、補助率は100%ではない
- 実績報告の内容によっては減額されることがある
したがって資金計画は、「補助金が満額入る前提」で組まないことが鉄則です。
つなぎ資金の作り方
| 手段 | 適する期間 | ポイント |
|---|---|---|
| 自己資金・内部留保 | 数ヶ月 | 最も安全。まずこれを取り崩す |
| 銀行融資・制度融資 | 3ヶ月以上 | 低利。時間はかかる |
| ファクタリング | 数日〜数ヶ月 | 最短2時間。借入にならない |
| 補助金の前倒し制度 | 制度による | 一部制度には前払いがある |
補助金の入金予定時期が読める場合は銀行融資と組み合わせ、読めない場合はファクタリングで機動的に対応するのが現実的です。
進める順序
- 補助対象経費と自己負担額を一覧にする
- 支出のタイミング(月別)を書き出す
- 入金予定(補助金・売掛金)を同じ表に並べる
- 資金がマイナスになる月を特定する
- その月のマイナス額を、どの手段で埋めるかを決める
この流れを資金繰り表として1枚にまとめておけば、補助金事業と通常事業の資金が混ざることを防げます(資金繰り表の作り方)。
よくある質問
採択前でも資金調達できますか?
はい。ファクタリングは採択可否に関係なく利用できます。売掛金があれば審査可能です。
補助金の入金前にファクタリングを使うのは問題ありますか?
問題ありません。ただし手数料負担を交付額と比較し、計画的にご利用ください。
返済はどうなりますか?
2社間ファクタリングの場合、売掛先からの入金を当社に送金して完了します。補助金は事業資金として別に管理してください。
まとめ
補助金は「もらうお金」ではなく「後で戻ってくるお金」です。採択後の資金ショートを防ぐには、補助金事業の支払と入金を独立して管理することが欠かせません。
令和財託は、補助金の入金待ち期間に合わせた資金調達のご相談を承っています。資金調達の複線化もご参照ください。
この記事のよくあるご質問
Q
採択前でも資金調達できますか?
A
はい。ファクタリングは補助金の採択可否に関係なく利用できます。売掛金があれば審査可能です。
Q
補助金の入金前にファクタリングを使うのは問題ありますか?
A
問題ありません。ただし手数料負担を補助金の交付額と比較し、計画的な利用を心がけてください。
Q
補助金の入金でファクタリングを返済する流れですか?
A
2社間ファクタリングの場合は、売掛先からの入金を当社に送金して完了します。補助金は事業資金として別に管理してください。
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