ファクタリング契約書のチェックポイント|見落としがちな8項目
ファクタリング契約書は専門用語が多く、うっかりサインすると後でトラブルに。必ずチェックすべき8つのポイントを、契約担当が実例付きで解説します。
なぜ契約書の確認が重要か
ファクタリング契約書は、法的には債権譲渡契約です。専門用語が多く、うっかり見落とすと後で「聞いていない」「予定外の費用が発生した」といったトラブルの原因になります。
優良会社(令和財託等)は、契約前に丁寧に説明してくれますが、それでも自分の目でチェックする習慣が重要です。
確認すべき8つのポイント
ポイント1: 買取金額と手数料
売掛金額・手数料率・実際の入金額が明記されているか。手数料の計算方法も含めて確認(手数料相場)。
ポイント2: 支払期日
あなたがファクタリング会社に返金する期日が、売掛先からの入金予定日と一致しているか。
ポイント3: 買戻し特約(リコース/ノンリコース)
売掛先が支払わなかった場合、あなたが買い戻す義務があるか。ノンリコース(買戻しなし)が原則。リコースは実質融資扱いで違法性が高い。
ポイント4: 債権譲渡登記の有無
債権譲渡登記が必要な場合、費用(5〜10万円)と手続きの内容を確認。売掛先に知られる可能性があるかも重要。
ポイント5: 追加費用
「事務手数料」「振込手数料」「印紙代」等の追加費用を全て明記させる。「その他費用」といった曖昧な項目は要注意。
ポイント6: 秘密保持
2社間ファクタリングの場合、売掛先への通知は行わないことが明記されているか。
ポイント7: 契約解除条件
途中解約が可能か、その場合の違約金は発生するか(乗り換え時の注意点)。
ポイント8: 準拠法・裁判管轄
紛争時の裁判所がどこか。「東京地方裁判所」など、業者所在地の裁判所のみだと不利になることも。
落とし穴になりやすい条項
落とし穴1: 「不備あった場合の再請求権」
「請求書の不備が発覚した場合、全額返還」といった条項。不備の判断基準が曖昧だと業者に有利に働きます。
落とし穴2: 「損害賠償の連帯保証」
「代表者個人が連帯保証」といった条項は、実質的に融資扱い。
落とし穴3: 「自動更新」
「1年契約で自動更新」といった条項があると、途中解約が困難になります。
落とし穴4: 「遅延損害金」
年利換算で20%を超える遅延損害金は違法。事前に確認を。
契約書の実例と読み方
例1: 買取金額欄
売掛債権額 ¥5,000,000 / 手数料 ¥250,000(5%) / 買取金額 ¥4,750,000
→ 手数料5%で475万円が入金される、と明記されているのでOK。
例2: リコース条項の例
甲は、売掛先が期日に支払わない場合、直ちに乙に対し当該売掛債権額の全額を支払うものとする。
→ これは買戻し義務あり(リコース)。実質的に融資扱いで違法性が高い。避けるべき条項。
例3: ノンリコース条項の例
甲は、売掛先の支払不履行に対して責任を負わない。乙は、当該リスクを負担することを承諾する。
→ これはノンリコース(買戻しなし)。正当なファクタリング契約。
契約前にやるべきこと
STEP1: 契約書の事前入手
契約日当日ではなく、事前に契約書のコピーを送ってもらう。「送れません」という業者は避ける。
STEP2: 8ポイントのチェック
本記事の8ポイントを1つずつ確認。
STEP3: 疑問点を明文化して質問
疑問はメール等で送信し、回答も文書で受け取る。
STEP4: 大口なら弁護士確認
1,000万円超の契約は、弁護士に契約書を確認してもらうと安心。
まとめ
ファクタリング契約書のチェックは、トラブル回避の生命線です。8つのポイントを必ず確認し、疑問があれば納得するまで質問する姿勢が重要です。
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この記事のよくあるご質問
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